・・・わたしたちの神と救い主イエス・キリストの義によって、わたしたちと同じ尊い信仰を受けた人たちへ。(ペトロの手紙二1章1節)
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『ペトロの手紙二』は、手紙を受け取る仲間を《わたしたちと同じ尊い信仰を受けた人たち》と呼びかけます。
その多くはおそらくペトロなど《使徒》より若い世代であり、ユダヤ人だけでなく外国人も含まれていたと思われます。しかし、イエス様を信じる人は、たとえお互いの年齢や生まれ育ちが異なっていても、神様の前に等しいと手紙は最初に確認します。しかも、イエス様に直接お会いし、教えを受けた《使徒》にも等しいと言えるほどにです。
そのように言えるのは、わたしたちにとって《信仰》とは、人の宗教的な考え方や心がまえを指すのではなく、神様が人を信じて生きる者にしてくださるという神様からの贈り物(恵み)だからです。
わたしたちは、今も、《わたしたちの神と救い主イエス・キリスト》によって、神様との正しい関係に入れていただき(義)、信仰を受けることができます。
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天の父なる神様、あなたは《救い主イエス・キリスト》をとおして、あなたと共に生きるものとしてくださいました。イエス・キリストに焦点を合わせてものごとを見つめ、歩むことができるように支え、導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン