わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。(ヨハネによる福音書10章16節)
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イエス様は、人々に対してご自分を《良い羊飼い》として示されました(10章11節)。
ここで注目したいことは、歴史上においては、イエス様は紀元一世紀のパレスチナにおいて、ユダヤ人として生きたお方であるということです。それですからイエス様が《羊》としてまず見ておられるのは、紀元一世紀のユダヤの人々です。
しかし、イエス様は当時の同じ民族だけがまとまり、幸せになることだけを考えておられませんでした。すでに《ほかの羊》がいることを見ておられ、導こうとされました。そのようなイエス様に従い、また聖霊の力を受けて、弟子たちは福音を広く宣べ伝え始めました(参照使徒1章8節)。
それですから今、私たちは教会・小隊につながるときに、イエス様のもとに集まっていると言うことができ、またイエス様の御言葉を伝える働きに参加しています。
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天の父なる神様、イエス様が見ておられ、またそのためにご自身を捧げられた、大きな神の民に私も受け入れられていることを心に留めて、イエス様に従い歩みむものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン